シングルマザーのつぶやき

30代子持ち会社員が別居を経てシングルマザーになりました

異動が確定しました

hasamimushi.hatenablog.com

 以前こんな記事を書きました。その後、異動が確定しました。上司と話し合った上で不安やわだかまりを解消してからの納得した決定です。

 以前所属していた部署では現在リーダーの体調が非常に思わしくなく、フルタイムでの復帰でないとそこへの配属はむずかしいこと、上司としては私ならどこでもやっていけると期待していること、私自身もそれらを聞いて異動に納得できたこと、もうこれでたとえ元夫が異動とならなかったとしても不平等だと不満を募らせることもないでしょう。

 これで人事勤労業務としてのキャリアを一旦終え、今度ははじめての営業所としての業務に取り組みます。これまでスタッフ側だったのが従業員側になる。大きく環境が変わります。でもだからこそ、新しい可能性が拓けるかもしれない。そこに期待しすぎずに期待したい。私はどこでも一所懸命やると思うし、それなりにスキルを伸ばしキャリアを積むでしょう。勿論いちばん大切なのは息子であり自分ですが。

 前向きに、自分らしく、生きていきます。

会社に復帰するなら異動だと言われた

 私は元夫と社内恋愛を経て結婚し、ずっと同じ職場で働いてきました。別居する少し前から私は会社を休んでいて、今回離婚が成立してひと月ほど経つこともあり、復帰の含みも持たせて上司と面談してきました。上司からは私が復帰するなら異動が条件となることを告げられました。私はすごくショックで先ほどまでひとり大泣きしていました。泣きながら職場でお世話になっていたおばちゃんに連絡をし、話を聞いてもらいました。泣くことも人に話を聞いてもらうこともすごく大事ですね。今は嘘みたいに気持ちの切り替えができています。

 異動の話が出て、私は自覚していた以上に自分が携わっていた業務に思い入れがあり、そこでキャリアを積むことにこだわっていたのだなと気づきました。でも、私の会社員としての人生は異動になったからと言って終わるわけではありません。新たな仕事と環境で、新たな経験を積んで、勉強になることはたくさんあるでしょう。異動先で思ってもみなかった仕事の面白さと出会うかもしれないし、新たな可能性が広がるかもしれません。数年先、どうしても気持ちが変わらなければ、育児が少し落ち着いてから自分から元の部署に異動を希望することもできるかもしれません。だから、勉強を怠らないようにしよう、と思いました。一度異動してしまえば、私はどこでもそれなりに目標を見つけがんばるでしょう。それと同時に、今の勉強も続けていきたいと思います。

 何より、異動した方が私の負担は軽く済み、いちばん大事なものを大切にできるはずです。シングルマザーになって、これから先、悔しいことや理不尽なことは山ほどあるでしょう。異動はその第一歩だったのかもしれません。でも、ものごとには必ずふたつの面があります。それをプラスに捉えられるかは私次第。息子といっしょにいられる幸せをかみ締めて、前向きに楽しく生きていきましょう。

ひとり親が資格を取得するまでの間、生活費を出してくれる制度があるよ

 高等職業訓練促進給付金のことです。ひとり親が看護師などの資格を取るために1年以上養成機関などに通う間、仕事と勉強の両立がむずかしい人のために、生活費が月額7~10万円支給されるらしいです。ネットで概要を見るなら、「高等職業訓練促進給付金」で検索して厚生労働省のホームページを見るのが確実で早いと思いますが、お住まいの自治体に説明を聞きに行くのがいちばんだと思います。対象資格は自治体によって異なり、協議にかけることによって個別のケースに対応してくれることもあるみたいだからです。

 私も市役所の児童課で説明を受けてきました。対象資格がけっこう限られていて、興味の持てるものがなく、私の描くキャリアプランを実現するためにこの制度を利用するのはむつかしいと感じました。でもとてもいい制度なので、ひとり親で仕事や今後のキャリアについて悩んでいる人はぜひチェックしてみてほしいです。

『ひとり親でも子どもは健全に育ちます』を読みました

 佐々木正美『ひとり親でも子どもは健全に育ちます』を読みました。すごくよかったです。救われる、と思いました。私は若い頃、依存=悪だと思って苦しかったのですが、人間は誰もが相互依存の中でしか生きていけないと知ったら、その苦しさから解放される気がしました。子育てがつらい人やしつけに悩んでる人に読んでほしいです。

 子連れ離婚をする親は誰しもが子に与える離婚の影響を考えて不安に思い悩みます。この本にはそういった不安を少しずつ解きほぐす効能があります。ひとり親家庭でも両親が揃っていても、子どもに母性と父性をバランスよく与えることができれば、子どもは健全に育つと著者は言います。と言ってもそんなにむつかしいことではないのです。まずたっぷり甘えさせ、その上で社会性を身につけさせるために規律や規則などを教えればよいそうです。何はともあれまずたっぷり甘えさせ、子どもをありのままに受け止めること。それが何よりも大事だと著者は言います。子どもは「甘え」と「わがまま」を繰り返しながら、健全な育ちをしていくのだそうです。その過程を見守ることが大切だと。

 そして、親が家庭の外でも豊かな人間関係を築き、家庭を閉鎖的にしないこと。人と人とのつながりを大切にする、助け合って生きるということです。ひとりで子どもを助けようなんて思わず、いろいろな人の手を借りて子どもを育てること。親だけでは子どもの育ちに必要なものを与えることができないからです。

 これを読んで、私自身が前向きに生きることが息子を健全に育てることにつながるのだと私は思いました。私は元夫と同じ会社に勤めています。今は諸事情から休業中ですが、近々復帰予定です。復帰したら休業前のように頑張るのはやめようと思っていました。人間関係において、省エネモードでいこうと思っていたのです。もちろん、適度に気を抜いて仕事をし、職場の人とコミュニケーションすることは大切ですが、私がそのように思っていたのには、離婚に対してどこか後ろめたい気持ちがあったのだなと思います。私と元夫は社内恋愛をし結婚したので、職場の人たちは私たちの成り行きをある程度見てきているわけです。だからと言ってその人たちが夫婦のことが分かるわけではない。しかし興味本位で詮索する人はたくさんいるだろう。だから、会社の人とは距離を置いて付き合おう、と思っていました。でも、この本を読んで、せめて自分が一緒に働く人たちには過剰に壁を作らないように心がけようと思いました。

 会社だけでなく、趣味や友人関係も引き続き充実したものにしていきたいです。ひとりで息子を育てるのは、思ったより大変なのかもしれません。それでも自分の時間を大切にしたいし、趣味のコミュニティには定期的に顔を出し、心を許しあえる友人とほっとするひとときを過ごすことを心掛けたい。私が周りの人と良好な人間関係を築くことは、まわりまわって息子のためになるんだと思います。

 息子といっしょに親である私も少しずつ成長していきたいなと思いました。

元夫が自己破産すると言い出した

 元夫が自己破産すると言い出しました。だから調停で取り決めた解決金は払えないと。来月は養育費も払えないかもしれないと。ちょっと待てよ、まだ調停が終わってひと月経っていないぞ、と怒りのような悲しみのような気持ちがわいたのは当然だと思います。

 実は、昨年末からお金の無心がありました。「1万円貸してほしい」「500円でいい」「200円でもいい」。元夫ながらなんと情けなくみっともないんだろうと思いました。その頃からあーいやだな、面会交流させたくないな、と思い始めました。どこかに相談しようかな。でももう少し様子を見てみよう。

 そんな折の自己破産宣言でした。今日市役所に行くと、児童課の前に置いてある様々なパンフレットの中に養育費相談支援センターのものがあるのが目に留まりました。手に取ってみると、養育費や面会交流について電話相談を受け付けているとのこと。パンフレットを持ち帰り、帰宅してすぐにかけました。

 相談に乗ってくれたのはおそらく年配の男性で、落ち着いた印象を受けました。私の話を聞いて、養育費が支払われなかった場合の履行勧告強制執行について教えてくださり、面会交流専門の相談窓口・かるがも相談室を案内してくださりました。

 かるがも相談室の方は年配の女性で、話を聞くのがとても上手なおばちゃんといった印象を受けました。私が頭では面会交流は子どものためだと分かっていても、気持ち的に会わせたくないのだと言うと、その気持ちに理解を示してくださり、まだ養育費等の支払い期日が過ぎていないという私の事情を聞いた上で、養育費は子に対する責任だと、親心をくすぐる伝え方をするとよいとアドバイスをくださりました。将来、息子にお父さんは息子のことを愛していてずっと養育費を払ってくれたのだ、父親として息子を見捨てなかったのだと伝えたいと元夫に言ってみようと思います。

 養育費や面会交流で悩んでいらっしゃる方は、ぜひこちらの相談窓口を利用されてください。

息子の名字を私の姓にするための申立てをしました

 離婚を考えるまで、離婚した親の子は当然に親権者の姓を名乗るものだと思っていたのですが、離婚しただけで息子が私の籍に入るわけではなく、子の氏変更許可の申立てを行ったあと、入籍届を提出してはじめて息子は私の籍に入り、私の姓を名乗ることになるそうです。ちなみに、子の氏変更許可の申立ては家庭裁判所で行い、入籍届は市役所に提出します。

 市役所から新しい戸籍謄本ができたとの連絡があったので、さっそく私ひとりの分と、まだ元夫の籍に入っている息子の分の戸籍謄本を取り、裁判所へ行って来ました。ついでに私の場合、別居後に保護命令の申立てもしていたので、その取り消し申立ても行いました。それぞれに必要だったものは次の通りです。

【子の氏変更許可の申立て】

  • 私の戸籍謄本
  • 息子の戸籍謄本
  • 収入印紙800円分
  • 82円切手1枚

【保護命令の取り消し申立て】

  • 保護命令の決定通知書
  • 500円収入印紙
  • 82円切手2枚

 裁判所によって必要な切手の金額が異なることもあるようなので、申立てをされる方は申立てをする裁判所に確認した方がいいと思います。3日~1週間ほどで手続きが終了して通知が来るとのことでした。

 裁判所のあとは銀行めぐりをして通帳等の名義変更を行いました。3箇所回ったのですが、1金融機関あたり30分前後かかりました。

 免許証の書き換えをしようと警察署にも行ったのですが、住所変更とは違い、氏名変更の場合は住民票の写しが必要で、マイナンバーカードではできず、後日出直すことになりました。

晴れてシングルマザーになりました

 はじめまして。もうすぐ2歳になる男の子とふたりで暮らす30代のシングルマザーです。昨年、3ヶ月半の別居を経て離婚が成立しました。

 別居を決意したいちばんの原因は、元夫のギャンブル依存でした。婚姻期間中、ギャンブルを理由とした借金はなかったものの、息子の教育資金に手をつけたり、私の財布からお金を抜いたり、不信感でいっぱいの生活に耐えられなくなっての別居決意でした。

 別居期間中に利用した相談機関や行った手続き内容、生活する中で大変だったことなど少しずつ書いていきたいと思います。よろしくお願いします。